2024:3年1学期
開始前
2023~2024:3年生1学期。
ある授業を取るために、前もって単位を撮って置かなければならない授業があり、その消化の目的で履修計画を立てた。
受講
難易度の低い授業をメインに取ったので、履修も早く、単位認定試験も1日で終了した。
受講終了
プログラミングの科目がなかったのと、論文の作成課題もなかったので、比較的暇な1学期になっったが、2学期はもうすこし専門的な科目を理由する予定。
分類
用語の説明をしておきます。
区分 | 説明 |
良 | わかりやすさ、ためになる内容、興味深い授業など楽しんで受講できた科目 |
神 | 動画をあまりちゃんと見ていなくても、小テストと単位認定試験が 全く問題なくクリアできてしまったありがたい科目 |
鬼 | 取らなくて良いなら絶対に取ってはいけない授業(笑) |
悪 | 質の良くない授業。笑うような場面でないところで笑いながら話したり、 噛みまくったり、びっくりするような棒読みだったり、 授業以前の質の悪さが際立つので必須でない限りうけたくない授業。 |
匠 | 授業内容が難解、試験も突破困難だが講師の教え方はすこぶる上手で、 内容も良い。ただし、取り組むには覚悟が必要な科目(笑) |
普 | 悪でも鬼でもなく普通なのだが、とくに良い点が見つから無い授業。 将来なにかの役には立ちそうにもない授業だが、 単位稼ぎ用にならまあいいかもというレベル。、 |
注意 | 旧態依然とした昭和なスタイルだったり、 わざわざPDFから検索できないように文字や言い回しを変えたり 半角や全角を混ぜたりと、よくわからない検索防止策を入れている授業など、 現代のネット・Ai・デジタル社会における大学授業のスタイルに 追いついていない授業など。 |
今学期に受講した科目
1.【選択】【神】コミュニケーション論A(小田弘美)
コミュニケーション。人々が情報、考え、感情を伝え合うプロセスについて掘り下げる授業。
PDF資料だけで小テストも単位認定試験も突破可能だった。小テストはすべて記述式(穴埋め問題)だが、非常に簡単でわかりやすく、すべてPDF資料だけで突破可能だった。
単位認定試験は小テストからほぼ出題され、非常にカンタンだった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「低」
2.【選択】【注意】死生学A(植田美津恵)
ネットで神授業と書いてあったので履修したが、内容が難しくないというだけで、良い授業でもなんでもなかったが、もっくん主演の映画「おくりびと」などを例にあげた死生に関する講義は普段木にしていなかった死生観というものを考える良い機会にはなった。
死や葬儀などの歴史に触れていて興味深い内容なのだが、PDF資料があまりにも貧弱。ただし動画では言及していることが多いので、小テストをうけてPDF資料で答えにつながる情報が見つからなかったら、動画授業を見直してPDF資料にメモを書き込んでいくように資料を自分で充実させておけば、内容はまったく難しくないので、時間だけかかるイメージ。
PDF資料が貧弱。動画で言及していてPDF資料にない情報がテストに出ることがある。
単位認定試験は小テストからはほぼ出題されなかった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験は12問で記述式問題が2問ある。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「中」
3.【選択】【注意】組織行動論Ⅰ(加藤尚子)
授業が資料の棒読み。しかし1年のときに受けた同じ講師による鬼棒読みの衝撃からみるとかなり改善した気がする(こちらがすこし慣れたというべきかも)。今回は組織とはなにかみたいな授業。組織が行動する心理や秘密を探求していくような授業ではなかった。PDF資料が貧弱な場合があったが、動画授業と照らし合わせていってPDF資料を補完していけばテストは問題ない。PDFへの追記は必須。小テストは100%になるまで、もしくは3回目受けた後に出る答えを書き留めておいてPDF資料に反映させておくと良い。
PDF資料が貧弱。資料には記号だけ書いてあって意味が書いていないものなどあり。
単位認定試験は小テストからはほぼ出題されなかった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「低」
4.【選択】【普】ネットワークとサービスⅠ(加藤泰久)
Wi-FiとかWEBとかを大学っぽく(笑)説明する授業。機器が通信を使ってつながるもの全般の歴史から未来への展望まで紹介する授業。
PDF資料はやや貧弱。しかし小テストも単位認定試験も突破可能だった。
単位認定試験は小テストからは少しだけ出題された。最後の2問は記述式だった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験18問記述式問題あり。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「低」
5.【選択】【良】WebプログラミングⅠ(前野譲二)
第3・4・5・6回には小テストが無い💦。シラバスには小テスト20%、単位認定試験50%でレポートが30%とある。でもレポートの課題は示されていない。どこかで課題を見落としているんじゃないかと心配になる。
授業の自習などでWEBページを自分で作る場合に使うディタとしてVSCodeを推奨しているので、自分のPCに入れておいたほうが良いかもしれない。ただしインストール方法などは一切レクチャーなしなので、詳しくなければVSCodeはオススメしないかも。
ちなみにVSCodeの特殊な機能を使っているわけではないので、なんでも良いと思う。筆者は秀丸とVSCodeを普段から使っているので、あえてなにかインストールすることはなかった。
なぜか毎回自分でHTMLを書いてみなさいという指示が出るものの提出はしなくて良い💦
関連ソフト
VSCode | Visual Studio Code 開発者向けテキストエディタ |
Incscape | フリーのベクター画像編集ソフトウェア |
レポート課題
最後に実際にWebアプリを開発してみる課題がある。しかし、課題の基準がかなりゆるく、どうも例題で出たサンプルをそのまま打ち込んで出しても良いようなことを言っていたが、それではつまらないので、独自に簡単なカードゲームを作成して提出した。
PDF資料だけで小テストも単位認定試験も突破可能だった
単位認定試験は小テストから少しだけ出題された。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「低」
6.【選択】【普】ソフトウェア工学Ⅰ(坂本一憲)
UMLを作成するソフトウエアの「PlantUML」というものを使って実際にUMLを書いて見るような課題が出る。
課題あり
第5回の第3講全体をつかって課題の提出が求められた。第3講で課題を提出しなければ第4講に進めないようになって回答も見れないようになっているのかと思いきや、PDF資料では第4講の資料まで入ってしまっているので回答が丸見え。しかも課題の文のなかから名詞と抜き出す作業では完璧なリストまで提供されていた。これを元にクラス図をPlantUMLを使って作図するのだが、これまた回答のソースまでPDF資料で公開されていた💦
関連ソフト
PlantUMLはウエブで動作するオンライン版が便利。
オンライン版のPlantUMLはここをクリック。
小テストはUMLのコンポーネントの形がひし形かとかどんな機能かといったようなPDF資料に出ていることが出てくるので敷居は低い。
小テストはPDFに書いてないことが出題されたりするが簡単だった。
単位認定試験は小テストから出題された問題もあった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し
小テストの難易度「低」面倒さ「中」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「中」
7.【選択】【良】システムセキュリティⅠ(角尾幸保)
コンピュータのセキュリティに関する入門的な授業。角尾先生独特のテスト問題は、授業資料のどのページから出題されているのが問題文から明確にわかり、質問もその資料のページを熟読すれば答えられる内容。インターネットと検索が発達した現代の授業にマッチした賢いやりかただと思う。
PDF資料だけで小テストも単位認定試験も突破可能だった。
この講師のテストは、例えばテスト問題が「ハードウエアシステムの説明について正しいものを全て選べ」のように書いてあった場合、PDF資料を「ハードウエアシステム」で検索すれば、それを説明したページがある。問題はすべてそのページから出ているので、熟読すれば必ず答えがわかる。
単位認定試験は小テストの記録を見る必要はなかった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し。
小テストの難易度「低」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「低」
8.【選択】【普】ハードウェア総論Ⅰ(藤井稔也)
相変わらずのミニ黒板書き込み形式。これにまあまあ大事なことを書き込むので、PDF資料に出ていない情報が散在するようになる。しかし、授業の内容は一般的なことなので、どうにかなる。この授業のⅠとⅡは、 の前条件になっているので、しょうがなく取るしかない。
この授業はハードウェア総論Ⅱを修了すると次に「応用プログラミング演習」が履修できるようになる。
PDF資料だけでは小テストも単位認定試験も情報量が少なかった。
単位認定試験は小テストからはほぼ出題されなかった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験は穴埋め問題12問記述式問題無し。
小テストの難易度「中」面倒さ「低」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「中」
9.【選択】【良】データベース論Ⅰ(前野譲二)
SQLiteを利用してSQL文などを勉強する。はっきりいってChatGPTに質問を流し込めば回答は得られるが、それでは勉強にならないので、本当にわからない場合はChatGPTに聞いて、何故そういう回答になるのかを自分で実際に実行環境で検証してみないといけない。
授業のはじめに、SQLiteなどを自分のパソコンにインストールするように指示されるが、授業中は「@CodeRoom」ですべて実行できる。ただし試験中は@CodeRoomは使えなくなるので、自分のパソコン環境で使えるようにしておかないと地獄を見る。下記にオンラインで利用できるSQLiteの「SQL Fiddle」を紹介しておきます。
課題について
第2,3,4,5,6回の授業では@CodeRoomをつかってSQL文を作る課題が出る。PDF資料を見ればほぼ正解が分かるが、それでもわからない人はChatGPTに聞いてみたり、ネットでヒントを探したりすると良いかもしれない。いずれにしても普段仕事で使うような巨大なSQL文にはならない。
第7回はDMLを自作する課題が出ますが、なぜか提出先が無い💦 自習すれば良いということだろうか。念の為シラバスを確認したところ「小テスト(10%)、CODEROOM課題(レポート提出として扱う)(50%)、単位認定試験(40%)で行う。 」ということだった。@CodeRoomのほうに重きを置いているようだった。
@CodeRoomの鉄則として、評価で「合格」となったものは必ず自分のPCに保存してあとで見返せるようにしておいたほうが良い。
PDF資料だけでは小テストも単位認定試験も満点取得は不可能だった。授業動画をよく見てPDF資料を補強していかないと満点は無理。ただし設問がトピックの範囲外から出されることはない。
課題が多数あるが、この課題はすべて保存しておいて方が良い。類似のSQLを作る問題が単位認定試験で多数出る。
小テストはPDFに書いてないことが出題されたりするが簡単だった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し
小テストの難易度「低」面倒さ「中」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「中」
オンラインSQLite
@CodeRoomでもSQLiteを使うことが出来るが、試験期間中はこれが使えなくなってしまうという謎仕様なので、代替のオンラインで使える環境がほしいところ。SQLiteに関してはトランザクションもちゃんと動作する「SQL Fiddle」がおすすめ。SQL開発用に調整されたChatGPTとの対話も可能。
10.【選択】【鬼】データ匿名化演習Ⅰ(斉藤典明)
簡単な課題というか演習を実行していく講義。Ⅰのほうは演習らしい演習はほぼ無い。それより気になるのは、情報漏えい事件のあらましなどを半分笑いながら説明したり、言葉を「~ね」で終わらせる言葉を乱用してなれなれしい感じがちょっと気になる授業。PDF資料は貧弱で、検索対策なのか、意地悪く検索がヒットしない工夫を随所に入れている。現代のネット時代にまったく即していない粗悪授業。内容がさほど難しくないのだけが救い。
課題について
ちょいちょい課題があるのだけれど、ソフトウエア工学1と同じでヒントが出すぎるのであまり何も考えなくても正解ができてしまいます。課題というより表題通り「演習」つまり「やってみる」ということに重点を置いているようです。
PDF資料はほぼ使い物にならないので要注意
小テストはPDF資料が貧弱だが、常識的な判断で正解できるものもあった。
単位認定試験も然り。PDFは役に立たなかった。
小テスト10問記述式問題無し、単位認定試験20問記述式問題無し
小テストの難易度「低」面倒さ「中」、単位認定試験の難易度「低」面倒さ「高」