日本の神社に関する情報

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神社の構成

現在、日本に存在する「神社」は、神社本庁が管轄するものと、この神社本庁に属さない(または離脱して孤立した)神社に大別できる。さらに、これらの区別とは別のところで、別格とする伊勢神宮、地域を守る氏神様と、崇拝の対象としての崇敬神社(靖国神社など)の3つに分けられます。

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かなり有名で大きな神社も独立している場合があるが・・・

靖国神社、富岡八幡宮など、有名かつ大規模の神社でも、諸事情により神社本庁に従属しない神社もあります。また、よくわからない神道に似せた新興宗教の祠なども神社に見た目が似ているため、混同しないようにしたい。神社に見えるからといってやみくもにお参りすればいいというものではない。

神社庁に属していないからという理由でディスらないこと

よく、「靖国神社は神社庁に所属していないので、神社もどきだ」などという言う者がいますが、事情をよく知りもしないでそのような軽はずみなことを流布すべきではないことだけ申し上げておきます。

神社参りの基本は氏神様参りから

 御朱印巡りの冒険を始める前に、まず自分の氏神様にお参りしましょう。氏神様は、本来生まれ育った土地の氏族の守り神でしたが、現在ではそういった深い意味合いは薄れていて、自分が住んでいる土地に根ざした神社を氏神様としてお参りしてもなんの問題もないようです。まずは自分の氏神様を知るところから御朱印ツアーを始めましょう。

氏神様を調べるのはむずかしいが不可能ではない

 上記の「神社の構成」で説明したように、神社には所属というものがあるので、神社庁に氏神様を尋ねても、神社庁に属していない神社のことは教えてもらえない。そのため、神社庁の1ストップで氏神様を知ることはかなりむずかしい。
 やはり確実かつ地道な方法としては、ちゃんとした社務所があって、御朱印なども頒布している神社に直接行くか、電話で聞いてみるのが一番良い。
 神社同士も横のつながりを持っているので、割合簡単に教えてくれるかもしれないし、「それならXX神社さんに連絡してみてください」といったように、問い合わせ先のヒントをくれる場合もります。

各種ある神社

神社には、祀っている神様や対象によって、種類が存在します。詳しい説明は、神社本庁のホームページを参照してください。

神明さま(神明神社・神明社・神明宮)

天照大御神アマテラスオオミカミを祀った神社です。大神宮・伊勢神社・天祖神社も同様に天照大御神を祀っています。

お稲荷さま(稲荷神社・稲荷)

主に宇迦之御魂神ウカノミタマノカミを祀った神社です。以前は農業の神様とされて来ましたが、現在では広く商業・産業を守護する神さまとされています。

八幡さま(八幡神社・八幡宮)

応神天皇(第十五代天皇)・神功皇后をはじめとする神さまたちをお祀りする神社です。武勇長久、勝利祈願、出世開運などにご利益があるとされています。

様さま(天神社・天満宮)

学問の神様である菅原道真公を祀った神社です。学業成就のご利益があるとされていますが、学業の紙は、学業に専念させるために、同時に縁切りの神様としての意味合いもあるのでご注意を。

住吉さま・住吉神社・住吉社

底筒之男命そこつつのおのみこと中筒之男命なかつつのおのみこと表筒之男命うわつつのおのみことをお祀りする神社です。金運、厄除け、開運などなど様々なご利益がそれぞれの神社で受けられる神社です。その神社にどのようなご利益があるかは、各神社にて調べる必要があります。

お諏訪さま(諏訪神社)

建御名方神たけみなかたのかみをお祀りする神社です。稀にお妃である八坂刀売神やさかとめのかみもお祀りされている場合もあります。古くは武勇の神として崇められてきましたが、同時に農耕やや開拓、鍛冶などの神として、広く祀られている神社です方神たけみなかたのかみをお祀りする神社です。稀にお妃である八坂刀売神やさかとめのかみもお祀りされている場合もあります。古くは武勇の神として崇められてきましたが、同時に農耕やや開拓、鍛冶などの神として、広く祀られている神社です

用語

  • 相殿(あいどの)
    神社の主祭神に対して合祀された神(相殿神)、あるいはその合祀や社殿。
  • 書き置き(かきおき)
    あらかじめ紙に書いた御朱印。頒布時に日付などを書き込んで戴けることが多い。
  • 神社合祀(じんじゃごうし)
    神社を合併すること。
  • 墨書き(すみがき)
    御朱印帳に直接記入して戴くスタイル。
  • 摂末社(せつまつしゃ)
    神社本社とは別に、その神社の管理に属し、その境内または神社の附近の境外にある小規模な神社のことで、摂社(せっしゃ)と末社(まっしゃ)と併せた呼称。 枝宮(えだみや)・枝社(えだやしろ)とも
  • 遷宮(せんぐう)
    伊勢神宮のみに使うことば。神殿の改修造営に際して,神社や御神体などを移すこと
  • 遷座(せんざ)
    伊勢神宮の場合の遷宮と同じ意味。一般の神社や御神体の移動には遷座を使う。
  • 頒布(はんぷ)
    よく領府(りょうふ)と間違えられることば。神社が御朱印などを授けること。
  • 別宮(べつぐう)・摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)
    摂社は、本社御祭神の荒魂あらみたまや后神・御子神を祀った社のほか、御祭神と関係のある神や現社地の地主神じぬしがみなど特別な由緒がある社。伊勢の神宮や京都の石清水いわしみず八幡宮など、特に本社御祭神と関係の深い社を別宮べつぐうと称しています。これらに属さない神社を末社といいます。
  • 奉遷(ほうせん)
    ご神体などを別の場所に移動させること。

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