MacBookProにBootcampでWindows10を入れる際のポイント

2018年度版BootcampでWindows10

 今回は、MacbookProにBootcampでWindows10を入れた際に参考になった情報をまとめました。皆さんいろいろ苦労しているようで、アップルさんも他社のOSを入れられることに対してあまり面白くはないでしょうが、これだけいろんな人が悩んでいるのですから、「クリーンインストールし直してください」という金言にすがらずに、もう少し有用な情報を提供してもらいたいものです。そうすればこんなブログ記事は必要なくなるわけなので・・・

MacBookを買ったらまず!

 まず、いきなりMacbookProの電源を入れると、いろいろと初期設定の質問が出てきますが、ここで絶対にやってはいけないことがあります。
 それは、「FileVaultディスク暗号化」です。これはディスク内のファイルを暗号化する仕組みですが、これをONにすると、初期設定にかなりの時間(ディスクサイズによるが1~3時間)かかり、しかもFileVaultが有効になっている状態だと、BootcampがWindows用のディスクパーティションの作成に失敗してしまい、その後はどんなことをやってもBootcampがエラーを表示して先に進めなくなるという恐ろしいトラブルにつながるからです。
 知らずに「FileVaultディスク暗号化」を有効化してしまった人は、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」から「FileVault」を選択し、画面左下のカギのアイコン をクリックしてロックを解除してから、「FileVault を切にする」をクリックしますが、この処理には初期設定時と同じくらいの時間がかかります(泣)。
とにかく「FileVaultディスク暗号化」を有効にしてしまった人は、まずこれをオフにすることから始めてください。もしも、運悪く「FileVaultディスク暗号化」が有効のままBootcampを実行してしまいエラーになってはまった人は、このブログの「FileVaultのエラーから復帰する」を読んでください。

Windows10を入手する!

 Macbookを初期化したら次はWindowsメディアの入手です。Windows10はUSBメモリにインストールソフトが入ったUSBメディア版というのが売っていますが、これが曲者です! このメディアをそのままMacbookに挿して、Bootcampすると、かなりの確率でエラーになり、ディスクパーテイションを削除できないという無限ループに入ってしまいます。このトラブルに見舞われたら、まずはできてしまったパーティションを削除しなければなりません。当ブログの「FileVaultのエラーから復帰する」を参考にしてください。くれぐれも操作ミスなどしないように注意して下さい。
以下のサイトでWindows10のISOイメージが入手できます。

Windows10のISOイメージを入手できるマイクロソフトのサイト
(Windows10のUSBメディア版を買った人は無償で入手可能)
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

Bootcamp実行!

 FileVaultを無効にして、マイクロソフトサイトかDVDメディアからISOイメージを入手したら、ようやくBootcampアシスタントの起動です。Bootcampアシスタントを起動して質問に答えていきます。しばらくするとWindowsのインストール画面に切り替わります。ここでまずはじめに問題になるのが、Windowsの初期設定終了後に表示されるデスクトップ画面で、Bootcampの「ようこそBootcampインストーラーへ」ダイアログ画面が表示されたままなにもできなくなってしまうというトラブルです。これを解消するには以下の「Windowsで「Boot Campインストーラへようこそ」ダイアログが出たまま進めない」章を参照してください。

 実際に参考になったブログ記事
https://qiita.com/wyokobe/items/bea92b7a46940c1d2fcf

インストール後の調整

 無事にWindows10がインストールできても油断できません。漢字・ローマ字を切り替えるボタンが「caps」キーでトグルするようになっていますが、肝心の「英数」キーと「かな」キーが機能していなくないですか?これがまた面倒な調整が必要になるんですが、その方法はこちらの章を参照してください。

 次に多くあるのが、BuleTooth(ブルートゥース)マウスが認識されてもすぐに接続が切れてしまうというものです。これも知らないとどはまりする現象ですが、たいていの場合は簡単に解消できます。詳しくはここを参照してください。

 今後も追加の情報があればUPしていきたいと思います。

FileVaultのエラーから復帰する

 もしも運悪くFileVaultが有効の状態でBootcampを実行してしまい、「ディスクにパーティションを作成できませんでした」が表示され、それ以降何度やってもBootcampがエラー「お使いのディスクは単一ボリュームに復元できません」みたいなのが出てBootcampアシスタントが強制終了してしまい、どうにもならなくなった時に見るべきサイトです。以下になります。

 パーティションの削除は自己責任で慎重に行ってください

 筆者の2018年5月に買ったMacBookProの場合、以下のURLのブログのdiskutilコマンドで削除できました。
https://qiita.com/naokisatoname/items/39987374ea1cf3a2f54f」 

 その他の有用な情報
https://memotama.hatenablog.com/entry/2015/08/20/075849

トラブルシューティング

ファイルの空き容量が無いというエラー

 これは、Windows10のUSBメモリ版を買って、MacにそのUSBメモリを挿してBootcampを実行するときにおこります。Bootcamp実行中に「ファイルに空き容量がない」みたいなエラーがでます。これが原因で上記のパーティションのエラーにはまるケースもあります。ここでエラーになってしまったら、まず上記の情報を使ってパーティションを削除し、次に以下のサイトを参考に、Windows10のISOイメージをマイクロソフトのサイトから入手します。USBメディア版のWindows10を購入された方は、無料で収取できます。

 下記のマイクロソフトサイトからWindows10のISOファイルを入手します
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

Windowsで「ようこそBoot Campインストーラへ」ダイアログが出たまま進めない

 これは、Windowsが画面に表示される文字などのサイズを自動的に調整してしまうからです。

 実際に参考にしたブログ
https://kuneoresearch.com/bootcamp-install-2017-windows10-howto/
 上記のブログの「Windows10インストール後のポップアップが小さい問題」が参考になりました。

英数・かなキーでIMEをオンオフできない

 Windows10はインストールできたものの、英数キーとかなキーが機能しないという悲しい状況になってしまうことがあります。その場合は、以下のブログが大変参考になりました。

 実際に参考にしたブログ

 1.まずは簡単な調整で済むかもしれない
https://kuneoresearch.com/bootcamp-ms-ime-setting/

 2.それでもダメな場合はドライバーを再インストール
https://kuneoresearch.com/bootcamp-keyboard-driver-re-install/

BlueToothマウスの接続がすぐに切れてしまう

 これもタチの悪い不具合です。でもこれを直すのは簡単です。
 まず、Windowsボタンを右クリックして、デバイスマネージャを開きます。次に、「BlueTooth」の項目の「>」をクリックしてリストを表示させます。リストの中の「BulueTooth無線」を右クリックし、「プロパティ」を選択し、そのなかの「電源の管理」タブを選択します。最後に、「電源節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」という項目のチェックを外せば、たいがいの場合は解消します。

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