星雲の写真をきれいに撮る方法Ⅰ
★必要な機材は?
- レンズが交換できるカメラ
筆者はNikonD800Eを使用 - f値が1.4以下の明るいレンズ
筆者はAF-S NIKKOR 24mm f.14 を使用 - リモートレリーズ
筆者はニコン純正の「リモートコードMC-36A」を使用 - 頑丈な三脚
カメラ+レンズの荷重に十分に耐えられる頑丈なもの - パソコン
筆者はSONY VIO BlackEditionを使用
★あると非常に便利な機材は?
- RAW画像をJPG画像に現像「Adobe・LightRoom」
- 星空画像修正用ソフト「Sequator(フリーソフト)」
- 星空から星を除去するフリーソフト「StarNet++(フリーソフト)」
- 画像の加工用「Adobe・Photoshop」
- 画像の加工用「Adobe・Illustrator」
北極星を基準に地球の自転に合わせてカメラを自動的に回転してくれる「赤道儀」。これはまず北極星を見つけて機械をセットしないといけない。星景撮影時の暗闇の中でこれをやるのが案外面倒。しかも北極星を仰いだ画像しか撮れない。
しかし、実際は、気に入った風景を入れて撮影したい場合も多々あるので、筆者の場合は、多重撮影したときに星が動いていってしまうのを吸収・修正してくれるフリーソフト「Sequator」を使っています。
★夜空の撮影に最適な場所・状況は?
- 晴天であること(曇っていないこと)
- 新月の±3日以内くらいの暗い日であること
- レンズが向いている先に、1等星などの明るすぎる星がないこと
- レンズが向いている先に街灯などが一切ないこと
- レンズが向いている先に街がないこと
撮影場所は真っ暗でも、前方に街がある場合は、その街の明かりが上空まで届いているので、肉眼で見えなくても写真に撮ってみると光害が発生して白っぽいノイズが乗ることがあるので注意。
★撮影場所の注意事項
- 往来の邪魔にならない場所であること
→ 一部の撮り鉄のように社会に迷惑をかけてはいけません - 他人の所有地に無断で立ち入らないこと
→ 当たり前のマナーです - 街道沿いなど車が通る場所ではないこと
→ 不意にヘッドライトの明かりで撮影が台無しにならないように - 平坦な土地であること
→ 急斜面や三脚が安定しない場所でないこと