TOUの授業で説明が不十分でよくわからなかったところや詳しく知りたくて自分で調べた際の情報を残したメモです。なにかの参考になれば幸いです。
サーバ構築演習
知らないと損する裏技その1:コマンド画面をセーブ
サーバ構築演習では、仮想環境の「VirtualBox」を使ってAlmaLinux8というLinuxサーバを構築していく練習をします。ここでLinux使いなら知っているメッチャ便利なLinuxコマンドを1つ。Linux(というかUNIX全般)のシステムでは、コマンドシェルの表示内容をすべてテキストファイルに保存する方法があります。講義では、コマンドの実施結果を課題として提出しなければならないことも多いので、これを知っていると非常に便利です(講習では教えていません)。
script [ファイル名]
これで、[ファイル名]に指定したファイルにコマンドシェルに表示された内容がすべて書き込まれます。「終了するときはCtrlキーとDキーを同時押し」または「exitと入力してEnterキー」です。
知らないと損する裏技その2:AlmaLinux上のファイルをパソコンに転送
これに関してはいろいろ方法はありますが、SSH通信を使ったファイル転送がまあまあ便利です。パソコンのほうに「winscp」という超有名なフリーウエアをインストールしてください。

HostNameのところにあるIPアドレスが、VirtualBoxで「ip a」とやって表示されたAlmaLinuxのIPアドレスです。

使い方はWindowsのエクスプローラとだいたい同じなのでカンタンです。Linux側のパネルで「Download」を選べばパソコン側にファイルを転送できますし、パソコン側のパネルで「upload」を選べば、AlmaLinux側へファイルを送り込めます。
AlmaLinuxとパソコンの間で「コピペ」ができるようにするには、追加のパッケージをAlmaLinux側にインストールしなければならないのでおすすめしません。代わりにWinSCPを使えば済んでしまいます。
データ匿名化演習Ⅱ
エクセルに「データ分析」を追加する方法
ファイル⏩️オプション⏩️アドイン⏩️分析ツール⏩️設定⏩️☑分析ツールにチェック⏩️OK

エクセルの「データ分析」の場所
データ⏩️データ分析⏩️データ分析画面⏩️乱数発生⏩️OK⏩️乱数発生画面⏩️OK

応用プログラミング演習Ⅱ
とにかく、ArduinoUnoを使ってなんか作らなければならないので、そのあたりのヒントを書いておきます。何を作りたいかはあなた次第です。
部品の調達に秋葉原へ行く必要は全く無い
電子部品などを調達するためにわざわざ電気街へ行くことはない。Amazon.comで全部手に入るのだ。しかもArduinoUnoを単体で買うよりも、Amazonで売っているスターターキットや、学習キットというArduinoで動くことがわかっている様々なセンサやモーター、LEDや最低限必要な抵抗器などがすべてセットになっているものが売っているので、それを揃えれば良いのです。

最新のArduinoUnoR4WiFiと様々な機器のセット。これであと足りないのはブレッドボードくらいか・・・。

やはりブレッドボードは日本のサンハヤト製に限ります…。そしてブレッドボードを使って配線すればはんだごてが不要ですので初心者でもなんとかなります。
ブレッドボードの使い方

ブレッドボードは①にあるように、「ー」と「+」の穴は縦に全部つながっています。かならずしも「+」にプラス極をつなぐ必要もありません。縦に全部つながっているということが重要なのです。この縦線のどこかに電源をさしておけば、一直線上のどこでも電源に接続できます。
そして、②のところはすべて横に5つの穴がつながっています。

電源ユニットをつないだところです。左右両方の縦ラインに電源が供給されていますので、抵抗を通して電気が流れ、グリーンのLEDが光っています。ブレッドボードは、こんな風に配線するだけではんだ付けすることなく電子回路を形成できますので、回路の試作などに大変便利です。
意味の無いマシンとは?
演習Ⅰの課題である「意味の無いマシン」とは、結局LEDがチカチカするだけのマシンとか、実用にまったく供さないシロモノを作れということです。前述したArduinoUnoR4のキットがあれば実現できてしまいそうなものです。
ぶっちゃけLEDを光らせるだけなら、わざわざArduinoなんか使わなくても、トランジスタと抵抗とコンデンサくらいあればできてしまうんですが…。
意味の有るマシンとは?

演習Ⅱの課題は「意味の有るマシン」の制作である。こっちはちゃんとなにか意味を成すマシンじゃないといけないです。私は、開発キットとは別にGPS衛星からの電波を受信できるGPSユニットを買い、位置情報をArduinoで受け取って、それを気象情報サービスのAPIに億rこんで、現在地の天気状況をLEDと液晶ディスプレイと内蔵のLEDマトリクスで表示する装置を作りました。しかしこれは電子回路、マイコン、C++言語、Linuxサーバ、PHP言語、WebAPIなど多義にわたる知識がないと達成できないのでお勧めはできません…💦
ArduinoUnoのプログラム開発
ArduinoのプログラムはC++言語なんです。C言語みたいにも書けるけど、C++言語のクラスとして提供されているライブラリも多いので、結局C++で書く羽目になります。ArduinoとPCはUSBケーブルで接続します。ArduinoIDEのほうでデバッグメッセージを表示できます。
ArduinoUno用のプログラムを開発するには、「Arduino IDE」という開発プラットフォームをインストールします。WindowsでもMacでもインストールできます。
Arduino IDEのダウンロードはここをクリック。
ArduinoIDEにデバッグメッセージを出す方法

ArduinoIDEのターミナル画面にデバッグ文が出てきます。