2024年東京通信大学TOU-3年3学期の感想

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2024:3年3学期

開始前

 2024:3年生3学期。
この学期は仕事のほうが忙しいので、ほんとうは4科目だけを履修したかったのだが、1と2の2部構成の科目は、3学期の履修を逃すと4学期も自動的に逃すことになり、履修計画が大幅に狂ってしまうので、6科目受講した。

受講

いきなり受講初日からトラブルで@campusにログイン出来ない状態が数時間続きやる気をぶった切られる(笑)

今期は、レポートの準備や課題の下準備が非常に大変で、負荷が高くなってしまった。とくに、題目はなんでも良いのでなにか作れみたいな責任放棄のような課題を出す講師がいるので、これはなんとかしてほしいと思った。

受講終了

 やはり仕事が忙しい時期のオーバー履修はきつかった。なにしろ図書館へ行っている暇も、下調べをしに行く時間もなかったからだ。
 しかも授業の一部で遅刻扱いになってしまった科目が3つもあった。これ、じつは途中で肺炎と網膜出血に同時になってしまい・・・急遽日本に帰国して、とある大学病院で手術を受けていたのでした💦
 今回は単位認定試験が無い授業が3つあったので単位認定試験の準備が少なくて、その点は非常に楽だった。しかし、課題レポートがあったためこのレポートの準備時間がなくて常に悩まされた・・・。仕事と学業を両立させしかも海外生活中というのは本当に大変だ。
 成績は、6教科受講してSが4,Aが1、Bが1💦 このAとBは筆者がだいっ嫌いな講師のわけわからない授業(笑)科目のテーマは面白いのに講師があれだとねえ・・・やる気も失せますわな。

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今学期に受講した科目

日本語文章論(小峰克之)
ビジネスライティングA(鈴木範子)
つながりの社会学(櫛原克哉)
応用プログラミング演習Ⅰ(藤井稔也)
ヒューマンコンピュータインタラクション(藤井稔也)
サーバ構築演習Ⅰ(前野譲二)

1.【選択】【良】日本語文章論(小峰克之)

 日本語の正しい使い方をひたすら勉強する授業。
{動画での授業4回➤小テスト}×8回➤単位認定試験 というオーソドックスな構成ながら、日ごろ日本語を正しく使うことを意識してしゃべっていない私としては非常に勉強になった。テストも意地悪問題などはぜんぜんなく、素直な出題。小テストのあとで興味本位でchatGPTに問題を解かせてみたらほぼ100点だった(笑)すげえなchatGPT。しかしながらこの授業のテストではこんなAiを使うまでもないので、あくまでも自力で正しい日本語を身につけてほしもんだ。

PDF資料:必要なことはすべて書いてあるが、問題の答えになるようなものは少ない。

小テスト:chatGPTと併用すると非常に楽に解けるが、自分の普段使っている日本語の範囲内で答えればたいてい正解だった。つまり難易度は高くなかった。

単位認定テスト:chatGPTと併用すると非常に楽に解けるが、自分の普段使っている日本語の範囲内で答えればたいてい正解だった。つまり難易度は高くなかった。

2.【選択】【神】ビジネスライティングA(鈴木範子)

 「小テスト 20%、ディスカッション20%、演習問題60%、単位認定試験なし」という絵にかいたような神授業。演習問題はかなり楽しい。ビジネスなどで即座に使える正しい文書の練習ができる。
 小テストが無い回は課題をやって提出するのだが、たとえば第6回の授業の課題の答えそのものが第5回のPDF資料にでていたりと、その対象の回を飛び越えた出題がされるので、すこし柔軟に探すスキルが必要。単位認定試験が無いので、その分全回遅延なく受講し、小テストは100%になるまでチャレンジして点数を上げればOKな神授業。

PDF資料:充実しているので書き込みなどは多くしなくても大丈夫

小テスト:掲示板でのディスカションと課題の提出がメイン。課題は、じっくり調べる時間がとれるので難しくない。

単位認定テスト:なし

3.【選択】【普】つながりの社会学(櫛原克哉)

 人間社会のつながりや社会の連携のしくみなどを掘り下げる授業。はっきりって単位数稼ぎでしかなかったのであまり身についていないが、テストはすこぶる簡単だった。本来は神授業に分類されるべきなのかもしれないが、あまりにも退屈な授業だったので自分的な評価は低い。まあ、点を取れれば良いという人には「神授業」だろうね。

PDF資料:充実している

小テスト:PDF資料から答えを引き出せるので難易度は低かった

単位認定テスト:PDF資料から答えを引き出せるので難易度は低かった

4.【選択】【悪&】応用プログラミング演習Ⅰ(藤井稔也)

 レポートのみで試験が一切ない授業なので、一見楽そうな神授業に見えるが、そんなことは決して無い(レポートの課題がかなりえぐくて、難しいのではなく、何をどうすればいいのか指定が一切無い、イメージすらできない抽象的なお題目が出される・・・)。その点において悪授業としたが、私を含めて趣味でマイコンや電子工作をやっているような人には神すぎる授業なにしろ自分の好きなことをやっていいのだからこんなにたのしいことはない。そのためこのブログ内では初めてでありである授業とした💦。

 授業のなかで実際にArduinoなどの「マイコン」を使った電子工作が必須になっているのだが、その具体的な開発手法などは授業では一切触れない(汗)。つまり、電子工作の知識、マイコンの知識、C言語の知識、IDEなどのマイコンの内部ソフトの開発キットの知識が無い人にはかなり攻略不可能な科目なので、履修するなら覚悟したほうが良い・・・
 私としてはひじょーに楽しめた授業。普段海外で受講しているが、この授業のためだけに日本の住まい(秋葉原から歩いて30分ほど)にもどってきて準備したほどだった。

PDF資料:あいかわらずの貧弱さ

小テスト:PDF資料から文字をコピペするときは気をつけよう!一度テキストエディタなどに貼り付けて確認してからコピペするか、直接キーボードから打ち込んだほうが良い!

単位認定テスト:テストは無く、課題の成果物(マイコンを使った役に立たない動作をするマシン)の制作レポートを指定されたフォーマットで作成して、マシンが動作しているところの動画も撮影して提出する。ハードルは高め

5.【選択】【注】ヒューマンコンピュータインタラクション(藤井稔也)

 最後の4000字のレポートが大変で、しかもそれが採点の7%しか考慮されたいというくたびれ儲け的な授業(泣)。そのために「注意が必要な授業」とした。コンピュータのソフトを作る際に唯一ユーザーが目にするのが「画面」や「パネル(操作盤)」といったユーザーインターフェース(UI)についての授業なのだが、なんだか学術用語を並べ立てているだけのような授業でがっかりした。どうせならUIを開発するためにどんなことに気を付けないといけないのかといった具体的に実践で使えるライフハック的な授業がよかったのだが・・・。IT業界未経験者は、できればこの講師の授業は取らないほうが無難かもしれない。
本来であれば、将来コンピュータのシステム開発などをする学生に対して、どうやったら洗練されたGUI(ユーザーインターフェース・UI)を構築できるのかという部分の前提知識やテクニックや評判の良いユーザーインターフェースの実例などをもっと教えるべきだったのではないかと思った。

PDF資料:あいかわらず貧弱な資料

小テスト:この講師にしては楽な方

単位認定テスト:PDF資料だけでは不十分すぎて、講習が終わってから見直せるような保存資料にも向いていないゴミPDFをたよりに試験を受けざるを得ない。

6.【選択】【神】サーバ構築演習Ⅰ(前野譲二)

 実際に生徒のパソコン内に仮想のサーバを立ててみる授業。1つ1つの作業の目的と作業手順、作業を撮影した動画などが豊富に提供されるので、サーバ関連の作業をする際の手始めとして最適な授業。サーバーなんかいじったことがない人でもちゃんと単位が取れてるんだろうなと思えるような手厚い授業だった。
 これ、今後会社での新人教育にも取り入れていきたいと思ったほど。すばらしいのはWindowsでもMacでも受講可能なようになっている点。将来にわたってリファレンス資料にできると思った。
 最後の単位認定レポートの対策として、授業で行った設定作業やインストール工程はメモやスクリーンショットをすべて残しておいたほうが良い。下記の赤枠に注目してほしい。

 単位認定試験の代わりに1回から8回までに提出した課題の総集編的なレポート提出を求められるので、毎回の授業でやったことのスクショ・メモ、そして毎回の課題提出画面に出ている課題のタイトルと説明文、提出したスクリーンショットや書き込んだ文章などはすべて保存しておくと良い。
 このレポートには、自分なりのセキュリティに関する所見を述べろと書いてあるので、各回の授業のまとめ・感想に加えてこのセキュリティに関する考察を加筆すること。

PDF資料:テストがないのでPDF資料のほうは参照資料程度の位置づけ。

動画資料:サーバなどの設定作業の一部始終を録画した資料をダウンロードできるので、サーバ構築をやったことがない人はダウンロードしておくと後々仕事でやる羽目になった場合でも参考にできて便利。

小テスト:この授業は小テストは無く、かわりに課題レポートの提出がある。

単位認定テスト:なし。代わりに単位認定レポートがある。第1回から8回までにやった課題をすべて総集編にして提出することが求められるのでかなりめんどくさい。

分類

用語の説明です。

区分説明
わかりやすさ、ためになる内容、興味深い授業など楽しんで受講できた科目
動画をあまりちゃんと見ていなくても、小テストと単位認定試験が全く問題なくクリアできてしまったありがたい科目
取らなくて良いなら絶対に取ってはいけない授業(笑)
質の良くない授業。笑うような場面でないところで笑いながら話したり、噛みまくったり、びっくりするような棒読みだったり、授業以前の質の悪さが際立つので必須でない限りうけたくない授業。
授業内容が難解、試験も突破困難だが講師の教え方はすこぶる上手で内容も良い。ただし取り組むには覚悟が必要な科目(笑)
悪でも鬼でもなく普通なのだが、とくに良い点が見つから無い授業。将来なにかの役には立ちそうにもない授業だが、単位稼ぎ用にならまあいいかもというレベル。
旧態依然とした昭和なスタイルだったり、わざわざPDFから検索できないように文字や言い回しを変えたり、半角や全角を混ぜたりと、よくわからない検索防止策を入れている授業など、現代のネット・Ai・デジタル社会における大学授業のスタイルに追いついていない授業など。

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